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  • 執筆者の写真鷲頭有沙

忘れられない写真




3月11日。

今日が金曜日だと知って、

あの日も金曜日だったことを

思い出しました。


私はまだ学生で

実家の横浜の家に一人でいて

初めて命の危険を感じたことを

まだ良く覚えています。


遠く離れた東北では

大変なことになっているのを

毎日ニュースで見ていたけれど

実際のところはわからない。


東日本大地震の翌年、

大学4年生、学生最後の年に

フィルムカメラを持って

ボランティアに行ったときの


10年も前の写真を見ても

あの時感じた自分の感情が

思い出されます。


写真を撮るひとなら

誰しも忘れられない写真があるのではないでしょうか。




そこには自分の感情や

そこでの思い出が写っていて


写真を見るだけで

その時の感情が蘇ってくる。

そんな写真なのかなと思います。


楽しい感情もあれば

悲しい感情、虚しい感情

形容詞では伝えられない感情

いろいろあるけれど


写真を見れば伝わる。

思い出す。

それが、写真に残す意味なんだと思います。














こんなに美しい海が

どんな状態になっていたのか


あんなに優しくしてくれた

気仙沼唐桑町の方々が

どんな気持ちだったのか


今も写真を見ると

感情がぶわっと出てくるから

本当に不思議で。


毎年この写真を見て

忘れないぞと強く思います。

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