世の中に春がきて、新しい。
桜は散り際。
すっかりスプリングコートもいらないくらいに暖かくなって
オフィスビルには着なれないスーツで歩く若い会社員がちらほらと。
ああ、世の中に春がきたんだなと、
しみじみ思った。
昨日は入社式。
新入社員が入社してきて、彼ら彼女らの新しい顔、新しい気持ちに
私も何だか身のしまる思いでした。
オンライン入社式に出席したのだけれど
会議室でやっていたときは、「遠目から見た一人」という感じだったのに
オンラインでは画面いっぱいに顔が映し出されるので、
「私は〇〇です」って
たった一人に、ぐっとフォーカスされるなあと思ったものです。
(新入社員のみんなは、よほど緊張したに違いない)
私も久しぶりにジャケットに袖を通したのだけれど、
あれ、私ジャケット着るの好きかもしれない。
なんて思って。
ジャケットを着ると私は対社外に対する自分になる。
そんな、仕事モードの自分が、案外好きなのかもしれない。
人事になるまでは、ジャケットを着る機会があまりなくて
対社外の経験も皆無で。
ジャケットを着て社外の人と打ち合わせすることに違和感や、
ソワソワした気持ちを感じていたけれど、いつの間にか着慣れてきた。
自分に合わないと思っている服でも、
着てみて、それに似合う振る舞いをすれば
似合うように(少なくとも自分が違和感なく着られるように)なるんじゃないかな
だから、着る服、選ぶ服って本当に大事。
自分が今日どんな気分になりたいか、どんな風に見られたいか
そうやって服を選ぶのはきっと、すっごく楽しいと思う